虫歯と歯周病の予防を考える歯医者、箕面市の歯医者。江口歯科医院

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トピック


赤ちゃんに対するお口のケア

こんにちは箕面市小野原の江口歯科医院 江口壯壽です。

 

生まれたばかりの赤ちゃんのお口の中には、もちろん歯は生えていません。乳歯が生えてくるのは生後6ヶ月くらいといわれています。歯が生えてきたからといって、いきなり歯ブラシをしようとしてもイヤがってしまい上手に歯みがきさせてくれないこともあります。いきなりお口を触っても大丈夫なお子さんと、そうでないお子さんがいるのは当然のことです。今回は赤ちゃんが歯を磨かせてくれるようになるためのコツをお話します。

 

 

赤ちゃんでも不安に感じている?

乳歯が生えたからといっていきなり歯ブラシを入れてはいませんか?赤ちゃんには歯ブラシが必要なことも、やらなければいけないことだということももちろん理解できません。大人でも理解できないことを力づくでされる場合不安を感じることと思います。赤ちゃんに合わせて、楽しくあやしながら歯ブラシができるように工夫をしてみましょう。

 

お口を触れられることに慣れさせる

まず、歯ブラシをしっかりと磨こうとするよりも、赤ちゃんが楽しくなるようにあやしながら行うように心がけてください。機嫌が悪くて中々させてくれないときはできる範囲でも構いません。

ただ、いつも磨かせてくれない場合には工夫が必要です。歯ブラシではなくて、もう少し優しい刺激から始めてみましょう。例えば、お口の中専用の清潔なガーゼや使い捨てのお口の中をお掃除する歯みがきガーゼなどで、お口の中もを優しく拭いてみてください。お口の周りは敏感なところなので、はじめはイヤがるかもしれません。そのときはくちびるを触ってみてください。はじめは優しくして段階的に刺激を上げていくと良いでしょう。

慣れてくると、イヤがらないで触らせてくれるようになると思います。ガーゼを使って口の中に指を入れてみてください。赤ちゃんもお口の中を触られることに慣れてきて、歯ブラシもイヤがらなくなってくると思います。

まずは、お口の中に歯が生えてきたのを確認できたころは、このように練習してみてください。

虫歯予防に欠かせないフッ化物について

こんにちは。箕面市小野原の江口歯科医院 江口壯壽です。

 

フッ化物は虫歯予防とあわせて耳にする機会も多いと思います。日本では一般的に「フッ素」と呼ばれ、広く知られるようになっています。例えば市販の歯磨き粉の多くに添加されていて、最も気軽に出来る虫歯予防のひとつとなっています。しかしその一方で、フッ素による健康被害についての誤解もあります。今回はフッ化物に関しての安全性や利用法についてのお話をします。

 

フッ化物とは フッ化物に対する誤解

フッ素とは土の中や海水中にあるのごくありふれた物質のひとつです。フッ素という元素は地球上では他の元素と化合したフッ化物という形で存在します。フッ化物はみささんが普段から摂取している飲み水や食べ物の中にも含まれています。フッ素を単体では毒性があるので「フッ化物も毒ではないか?」という誤解もあるようでが、歯科医療で使われているフッ化物に毒性はありません。また、歯科医療で使われているフッ化物は日本の薬事法で濃度が管理されていて、歯磨き粉のチューブ1本以上を一気に丸呑みでもしない限り中毒症状は起きません。日本で流通しているものは安全に使えるように調整されています。

 

フッ化物の作用

1、再石灰化の促進

歯から溶け出したカルシウムやリンの再石灰化を促進させます。

2、歯質の強化

歯の表面を酸にとけにくい性質に強化します。歯は唾液のphの変化によって歯の表面は脱灰と再石灰化を繰り返しています。フッ化物を取り込むと歯の表面はより強いものに変わります。

3、酸の産生を抑制

歯磨きで落としきれなかった歯垢が作るむ虫歯の原因菌の働きを弱め、歯垢が作る酸の量を抑えます。

フッ化物の利用方法

1、歯磨き粉での利用

フッ化物の濃度を確認しましょう。1000〜1500ppmの高濃度のフッ化物配合歯磨き粉が効果的と言われています。高濃度のものには容器に表示されていますので確認してから買うようにしましょう。

(高濃度のものは6歳以上の方に使用してください。6歳以下のお子さんには子供用に濃度の調整されたものを使いましょう。)

歯磨きの後、うがいをされる方も多いと思いますが、うがいで洗い流してしまうとフッ化物の効果がなくなってしまいます。うがいはできるだけしない方がいいでしょう。

2、フッ素ジェルでの利用

歯磨き粉の泡立ちや刺激が苦手でどうしてもうがいがしたい方はジェルタイプのものを使いましょう。ジェルタイプのものは刺激も少なく、泡立ちも抑えられています。歯磨き粉でのブラッシングの後に、ジェルでもう一度ブラッシングをして、30分程度浸けておくと効果的です。

3、うがい薬での利用

歯磨き粉やジェルが苦手な方や虫歯にかかりやすい方にはうがい薬を使いましょう。一定濃度のフッ化ナトリウム溶液(5-10ml)で、1分間ブクブクうがいを行う方法です。保育園・幼稚園・小中学校で集団実施している施設もありますが、個人的に家庭で行う方法もあります。

 

フッ化物の利用方法は虫歯のかかりやすさに応じて複数の方法を組み合わせるとより効果が出ると言われています。かかりつけの歯医者さんでご自身にあったものを相談してみましょう。

 

 

虫歯予防の強い味方! ーキシリトールについて

こんにちは。箕面市小野原の江口歯科医院 江口壯壽です。

コンビニやスーパーなどの、お菓子コーナーでよく目にするガムやタブレットなどのキシリトール入りの食品を良く見かけます。なんとなく歯に良いイメージがあるものの、その効果については「実はよく知らない…」という方も多いのではないでしょうか。キシリトールとは、トウモロコシなどから取れる天然の代用甘味料です。今回はキシリトールのむし歯予防の効果についてのお話です。

キシリトールは虫歯菌の栄養にならない

キシリトールは糖分とちがって、虫歯菌の栄養源になりません。

虫歯は細菌が糖分を栄養にして出す「酸」によって歯が溶かされてしまう病気です。キシリトールは「糖」ではなく「糖アルコール」といわれる物質です。キシリトールでは細菌は酸をつくることができません。また虫歯菌は体内にキシリトールを取り込むことで、エネルギーを消耗してその活性が弱まります。キシリトールを長期間使用していると、虫歯菌の繁殖が弱まって、虫歯になりにくくなるのです。

 

キシリトールは歯の再石灰化を促進する

虫歯は、虫歯菌が歯を溶かす「脱灰」と、唾液などによるの「再石灰化」(とけた歯をもとの状態に戻す作用)ののバランスが崩れることで発生します。

実はキシリトール自体に再石灰化作用があるわけではありません。キシリトールガムを噛むことでたくさんの唾液がでます。唾液には歯の再石灰化を促進する機能があることがわかっています。
つまり、「キシリトールガムを食べる→唾液が多く分泌される→その唾液によって歯の再石灰化が進行する」というというかたちで歯の再石灰化を促進させています。

キシリトールの上手な活用方法

キシリトールの配合量を確認してみましょう。キシリトールが90%以上の配合されていないと本来の虫歯予防効果がありません。また一度にたくさんのキシリトールを摂ると軽い下痢を起こすことがありますので注意してください。

お子さんを歯医者嫌いにさせないためのポイント

こんにちは。箕面市小野原の江口歯科医院の江口壯壽です。

歯が痛み出したお子さんを歯医者さんに連れていくときに泣かれてしまったりして大変な思いをされた親御さんは多いのではないでしょうか?

お子さんが不安を感じることなく歯医者さんに行けるようにするためには、親御さんの協力が必要です。 今回は歯医者さんやお医者さんに連れていくときのお子さんへの接し方についてのお話です

 

歯医者さんに対して良くないイメージをもたせない

お子さんがわがままを言ったり何か悪いことをしたときに、「歯医者に連れていくよ!」などと言い聞かせたりしてないでしょうか?
お子さんに対する「罰」として歯医者さんを引き合いに出してしまうと、「歯医者は怖いところ」という良くないイメージをお子さんに与えてしまうことになります。
また、親御さんご自身が歯科治療で痛い思いや怖い思いをした経験があっても、とくに小さなお子さんの前ではお話しされないほうが良いでしょう。

 

ウソをついて歯医者さんに連れて行かない

お子さんに「行くだけ」「見てもらうだけ」というようなウソをついて歯医者さんに連れていくことはしないほうがいいでしょう。

それが本当に行くだけで何もしないのであれば問題はありませんが、痛みがあって治療を受けることになった場合、お子さんは「だまされた」という気持ちになり、歯医者さんに行くことに不信感を抱いてしまいます。

 

歯医者さんに行くための心の準備をさせてあげる

「こどもが行きたがらないかも・・・」と心配をして、何の説明もしないで黙ってお子さんを歯医者さんに連れていくことは避けてください。お子さんは、「知らないところに突然連れてこられた」という不安で、歯医者を怖がるようになってしまうことがあります。「歯科医院につれていこう!」と決めたら、そのことをお子さんに事前に知らせて心の準備をさせてあげてください。歯の大切さをお父さんやお母さんが一生懸命説明をすれば、お子さんにはきっと伝わります。

歯医者さんでは、ニコニコ笑顔で!

お子さんは常に親御さんのことを観察しています。親御さんが緊張していると、それをお子さんは敏感に感じとってしまいます。歯医者さんではできるだけリラックスしてお過ごしください。親御さんがニコニコ笑顔で過ごされていれば、お子さんも緊張したり怖がったりすることなく治療を受けられることでしょう。

 

物心がつく前から歯医者さんに連れて行く

痛みや問題が起きる前から定期的に検診やフッ素塗布などで定期的に歯医者さんに連れて行くことは非常に効果的です。はじめの1、2回は泣いてしまうこともあるかもしれませんが、あらかじめ定期検診を受けているお子さんは歯医者さんに慣れてくるので、実際に歯の治療をしないといけなくなった時でもスムーズに治療が行えます。

 

治療後は、みんなで褒めてあげる

お子さんが治療を受けたあとは、「えらかったね」「よくできたね」などとすぐに褒めてあげてください。褒めてあげることで、お子さんが歯科医院で治療を受ける自信を付けてあげられますし、歯科医院に対して良いイメージを持つことができます。家に帰っておじいちゃんやおばあちゃんなど家族みんなを巻き込んで褒めてあげると更に効果的です。

 

歯周病の治し方について

こんにちは。箕面市小野原の江口歯科医院の江口壯壽です。

 

歯周病は歯の周りの骨が溶けていく病気です。歯は歯茎や骨によって支えられています。歯の周りにプラークが溜まって不潔担っていると歯ぐきが腫れます。その状態を長時間放置していると、支えている骨が溶けていく病気が歯周病です。歯周病は自覚症状が少ないことが多いので本人が気づかないうちに進んでいきます。歯が揺れてきたり、痛みが出るなど、強い自覚症状がでた頃には歯の周りの骨がほとんどなくなってしまってから来院される方も多くいます。今回は歯周病の治療法についてのお話です。

歯周病ってどんな病気?

歯周病とは、歯の周りの歯ぐきや骨に炎症が起こっている病気です。炎症が歯肉だけに留まっている状態を「歯肉炎」といい、炎症が歯を支える骨にまで広がっている状態を「歯周炎」といいます。歯周炎は昔は歯槽膿漏と呼ばれていました。
歯周病の特徴は、silent diseaseと言われるように、痛みなどの自覚症状が少なく静かに進行していくことです。腫れたりして気がついた時には歯を支えている骨まで吸収して、歯が揺れてものが噛めなくなり、最後には歯が抜け落ちてしまいます。歯周病は、多くの成人がかかっている病気ですが、その初期状態の歯肉炎は小中学生から見られます。
また最近では、歯周病が糖尿病などの生活習慣病と関連していることも明らかになっています。このように、歯周病は口だけでなく、全身の健康の面からも予防が大切といえます。 

歯周病の治療方法

1 正しい歯磨き

歯周病の原因は歯の周りについているプラークと呼ばれている細菌の塊です。このプラークを毎日、毎食後正しいブラシングをして、自分で取ることができなければどんな治療をしても歯周病が治ることはありません。

歯ブラシをしていて大事なのはその時にどれくらい磨けていたか、ということだけでなく、自分で歯をまんべんなく磨くことができることです。歯医者さんで磨き残しやすいところをチェックしてもらってそうすれば磨けるようになるかを診てもらいましょう。歯医者さんには毎日通うわけでもありませんから、治療に通院している期間を通じて、磨き残しができるだけないように、磨けないところがないようにすることが大切です。

2 歯石の除去

歯石はプラークが石灰化して石のように固くなった状態の最近の死骸の塊です。歯石自体は悪いものではありません。歯石の表面のざらつきを住みかに細菌が繁殖して、毒素を出します。その毒素が歯茎を腫らせたり、歯の周りの骨を溶かす歯周病の原因になります。細菌の棲み家担っている歯石を取って、最近の棲みつきにくい環境にする必要があります。

歯石のついている量はヒトそれぞれです。たくさん歯石がついていたり、歯ぐきの奥深くに入り込んでいる場合は歯ぐきの炎症を抑えながら、回数をかけながら段階的に除去していく必要があります。

 

3 再評価

ブラッシングの改善や歯石の除去を中心とした基本的な治療で歯周病が改善され、歯周ポケットの深さが浅く(2~3mm)維持されればメインテナンス(定期検診)に移行します。

基本的な治療でも一部のポケットの深さが改善されずに残ることがあります。深く残った歯周ポケットの中では細菌が生息し、ブラッシングでは除去できない環境になっています。そういった場合には外科的に手術をして歯周ポケッットの環境を改善するか、手術をしないでメンテナンスで歯周病の進行を抑えていくか検討していきます。

 

4 歯周外科処置(手術)

手術によって歯周ポケットの改善が選択された場合は、外科的にポケットの深さを減少させる手術があります。

また、特殊な材料を用いて部分的に失われた骨を再生させる手術(再生療法)を行う場合もあります。手術はそれぞれの病態にあった方法が適応されます。

ポケットが改善されれば、メンテナンスに移行します。

 

5 メンテナンス(定期検診)

歯周病の治療の後、そのままにすればまた戻ってしまいます。メインテナンスとは歯周病を再発させず、健康な状態を維持していくための定期的な治療のことです。治療が終了した後は、3~6ヶ月ごとの定期検診の受診をお勧めします。

歯周病は細菌の感染によって引き起こされる病気です。歯と歯肉の境目のブラッシングが行き届かないでいると、そこに多くのプラークが停滞して、歯周病が再発します。そのため普段からブラッシングをしっかりと行い、プラークを除去し続けることで歯周病の再発を予防することができ、お口の健康を維持することができます。

プラークは、毎日の正しいブラッシングでほとんど除去することが出来ます。しかし深い歯周ポケットの中や歯並びの悪い所にある細菌はブラッシングだけではでは除去できません。普段のブラッシングで取りきれない部分は歯医者さんで専門的なクリーニング(PMTCといいます)を行なうことによって除去することができます。

 

まとめ

歯周病は進行してから治療を始めても回復させることは難しい病気でもあります。しかし、初期の状態で治療を始められると簡単に直すことのできる病気です。かかりつけの歯医者さんで定期的にクリーニングをし、歯周病の前兆を見逃さないようにすることが大切です。

原因不明の歯の痛み! ー虫歯じゃないのに歯の痛みを引き起こす原因

こんにちは。箕面市小野原の江口歯科医院の江口壯壽です。

歯が痛くなって、歯医者さんに行って歯の神経を取ったが痛みが続いている、違う歯医者に行って歯の根の治療を受けたが痛みは変わらない、痛い歯を抜歯しても痛みが残っている、このようにいつまでも治らない痛みに悩んでいる方はいないでしょうか。

歯の痛みの多くは虫歯や歯周病など歯が原因で起こります。しかし時々、歯が原因でなくても歯が痛むことがあります。例えば周りの筋肉の痛みや偏頭痛、狭心症など、歯とは関係ないにもかかわらず、歯の痛みを引き起こすことがあります。こういった場合、歯の治療をしても痛みが引くことはありません。

実は歯が痛くて歯医者に行く人の3%は歯が原因ではないとの報告があります。そのためいくら歯が痛いからといって歯の治療をしても、痛みはいつまでたっても変わらないのです。歯医者だけでなく、耳鼻科や循環器内科、ペインクリニックなどと連携しなければ、歯の痛みの原因はわからないのです。今回は原因不明の歯の痛みについてのお話です。

 

歯以外で歯の痛みを引き起こす原因

筋肉によって起こる歯の痛み

頬や頭、首の周りの筋肉の痛みによって歯が痛くなることがあります。主に歯ぎしりや食いしばりなどで筋肉に痛みが出ると筋肉の痛みが広がり、奥歯の痛みと錯覚することがあります。原因の筋肉には押すと痛みがあるポイントがあり、この部分をしばらく押し続けると歯も痛くなります。最も多いのが頬の筋肉(咬筋:こうきん)です。
痛い筋肉を安静にしたり、マッサージや温湿布で筋肉をほぐすことで歯の痛みも軽減します。

神経によって起こる歯の痛み

顔面の神経痛やウィルス感染などで神経が傷つくと歯が痛くなることがあります。人の顔には三叉神経という顔面の知覚を司る神経があります。

三叉神経痛の場合は洗顔や、髭剃り、歯磨きなどの時に鼻の脇などある痛みのポイントに触れると強い歯の痛みが数秒続きます。上アゴの犬歯や下アゴの奥歯に痛みを感じることが多く、瞬間的に電気が走るような痛みが出ます。

帯状疱疹といったウィルス感染の場合は、突然健康な歯に強い痛みが出て、数日間激痛が続きます。また、一時的な痛みは消えるまでに10秒程度かかる場合があります。夜も眠れないほどの痛みです。歯の神経を抜いたり、痛い歯を抜歯しても違和感や鋭い痛みが残る場合があります。
また、歯の根の治療の根管治療後や、親知らず抜歯後に続く痛みも神経痛による可能性があります。
歯医者では治ることはなく、ペインクリニックなどで専門的な治療が必要にります。

頭痛によって起こる歯の痛み

偏頭痛や群発頭痛によって歯が痛くなることがあります。
偏頭痛では上アゴの奥歯がズキズキと痛むことがあり、下の犬歯にも症状が出ることがあります。歯の痛みは偏頭痛の症状である嘔吐感などと一緒に起こります。
群発頭痛では上の奥歯に歯の激痛が15分から180分くらいの間で起こり、突然なくなります。飲酒によって歯の痛みが出る場合もあります。
脳神経外科などで専門的な治療を行う必要があります。

鼻の炎症によって起こる歯の痛み

顔面の骨の中には副鼻腔という鼻の穴につながった大きな空洞があります。副鼻腔の中の上顎洞(じょうがくどう)の炎症によって歯が痛むことがあります。上顎洞に炎症が起こると上顎の小臼歯や奥歯に冷たいものがしみたり、噛んだ時に痛みが起こります。上顎洞炎の18%に歯痛があります。また、同じように上顎洞癌によっても歯の痛みは起こります。耳鼻咽喉科や口腔外科での治療が必要になります。

心臓病によって起こる歯の痛み

狭心症や心筋梗塞によって歯が痛むことがあります。下アゴの歯が痛み、麻酔をしても痛みが消えません。歯の痛みは強く広い範囲に起こり、胸や背中に痛みが移り、死に至ることがあります。また、胸の圧迫感と連動して左右に強い歯痛が出ることがあります。早急に循環器内科等で治療を行う必要があります。

精神疾患によって起こる歯の痛み

統合失調症やうつ病などの精神疾患で歯が痛むことがあります。精神疾患による歯痛は左右両方に出たり、歯の痛みが長く続いたり、痛みの場所が広がったり、心理的な状態によっても変化します。向精神薬の副作用でも歯痛が出ます。精神科での治療が必要となります。

 

原因不明の歯の痛みの治療が難しい理由

患者さんの思い込み

普通は歯が痛いときは歯医者に行きます。それは歯が痛い原因が歯に関連していると本人が思っているからです。もちろん、歯が痛い原因の9割以上は歯が原因です。しかし、行った歯医者さんで歯が原因ではないと言われた時、納得できずに帰られてしまう方もいます。

歯医者さんの思い込み

歯医者さんも歯が痛い原因を歯だと思い込んでしまっている場合、痛みを取るために歯の神経を抜いたり、抜歯をしてしまうことがあります。それでも痛みが取れない時に歯が原因ではないのかと気づくことがあります。

そもそも原因を特定するのが難しい

歯が原因でない歯の痛みを特定することは多くの原因があるために難しいのです。一つずつ歯が痛い原因の可能性のあるものを確認していくため、多くの診療科での検査や診断が必要になります。それでも原因不明となる場合もありますし、時間とともに治ってしまうこともあります。

 

歯の病気は虫歯だけではない ー歯周病のやさしい基礎知識について

こんにちは、箕面市小野原の江口歯科医院の江口壯壽です。

 

時々、「歯医者さんは痛くなったらいくところ」と考えておられる患者さんが来院されます。虫歯が痛み出すのはかなり放置していないと起きない症状です。また、歯がなくなる病気は虫歯だけでなくて歯周病という病気も歯がなくなる大きな原因の一つです(虫歯が45%、歯周病も45%くらいです)。

歯周病は歯の周りの歯ぐきの腫れや歯を支える骨が溶ける病気です。実は歯周病は適切な治療とメンテナンスを行えば進行を抑えることは虫歯の予防よりも比較的簡単な病気でもあります。初期のうちに治療やメンテナンスを受けていれば、年をとっても自分の歯でおいしく食事ができる可能性はかなり高まります。

 

歯の喪失の大きな原因となる病気である

歯周病は日本人の成人の80%がかっている病気です。歯周病とは歯ぐきの周りの歯垢(プラーク)の中にいる歯周病菌によって起こります。歯周病を放置すると歯を支える骨が溶けて歯が揺れたり、歯茎が腫れたりして、最終的には歯が抜けてしまう病気です。初期の段階では症状が無いので’症状に気づいたときには大きく進行していることもある病気です。

 

歯周病の原因

お口の中にはおおよそ500種類の細菌が住んでいます。

これらの細菌は普段から清潔にしていればあまり悪いことをしませんが、ブラッシングが充分でなかったり、みがき残した部分があると細菌がネバネバした物質を作り出し、歯の表面に歯垢(プラーク)をつくって定着します。プラークは粘着性が強くうがいをした程度では落ちません。このプラーク1mgの中には10億個の細菌が住みついていると言われ、虫歯や歯周病をひき起こします。

歯周病とは、この歯垢(プラーク)の中の細菌によって歯肉に炎症をひき起こし、やがては歯を支えている骨を溶かしていく病気のことで、結果的に歯を失う原因となります。

歯垢(プラーク)は取り除かなければ硬くなり、歯石と言われる物質に変化し歯の表面により強固に付着します。 これはブラッシングだけでは取り除くことができません。この歯石の周りに更にプラークが溜まって、歯周病を進行させる毒素を出し続けます。

 

歯周病の治療で大切なこと

現在では歯周病は、予防でき治療も可能です。 進行した状態から治療を始めるよりも初期のうちから治療に取り組む方が負担も軽く、治療成績も良好なのが特徴です。

まず、歯周病の原因はプラークですので、歯の表面をプラークのない清潔な状態にしておく事が何より大切なことです。歯医者さんで正しい歯ブラシの使い方を教えてもらったり、磨き残しやすいところの磨き方を教えてもらいましょう。デンタルフロスや歯間ブラシ、ワンタフトブラシなど補助器具の使い方をマスターできると非常に効果的です。

歯ブラシなどのお家でできるケアは歯ぐきの上のプラークをコントロールすることはできますが、歯ぐきと歯の隙間に入ってしまった細菌を取り除くのは歯医者さんの仕事です。歯医者さんで歯ぐきの隙間の歯石を取り除いて、根の表面を滑らかにして炎症を引き起こす細菌を徹底的に除去してもらいましょう。

歯周病は一度の治療で完治するものではなく、治療が終了してからも定期的な管理が必要です。毎日のブラッシングと合わせて、歯科衛生士による専門的なクリーニングなどのメインテナンスを定期的に受けましょう。

 

 

一生自分の歯で美味しいものを食べていくために

こんにちは。箕面市小野原の江口歯科医院の江口壯壽です。

 

一生自分の歯で食べたい、入れ歯の世話にはなりたくないと多くの人がほとんどだと思います。8020運動というのをご存知でしょうか?8020運動とは、80歳で20本以上の歯を残して健康的な生活を維持してもらおうという活動です。近年の高齢化社会の中で「噛める」「食事ができる」ご年配の方は「噛めない」方よりも病気が少なく、医療費も少なく、健康で質の高い生活を送られていることが分かってきました。今回は一生自分の歯で食事をしていくために今からやるべきことについてです。

どうして歯がなくなるのか?

歯がなくなるのは年をとったら仕方のないことではありません。歯がなくなるのは歯周病と虫歯が大きな原因です。

むし歯も歯周病も初期は無症状であることが多いので問題を自覚(歯に穴があいた、歯がグラグラしてきた、痛みが我慢できない)からの来院だとかなり進行した状態であることが多くなります。健康な歯が虫歯によって穴があくまで(治療が必要になるまで)7年程度かかったという報告があります。虫歯の進行のスピードには個人差がありますが、虫歯という病気は進行の遅い病気であると言えます。歯周病も同じく進行の遅い病気です。

 

歯科治療は進歩したが、、、

近年歯科治療はセラミックやレジンといった白くて目立たない材料が使われたり、色々な分野で大きく進歩しました。しかし、歯には再生能力はありません。虫歯で失った部分を代わりの材料(詰め物や被せ物)で修復して補っているだけです。歯を削って詰める修復治療は、壊れた歯を治してものが噛めるようになりますが、むし歯にならなくなるわけではありません。再発や再治療を繰り返したり、病気があまりに進行した歯は抜歯の危険性が高くなります。起きてしまった病気に対する治療だけをしていても、歯は無くなってしまいます。

 

虫歯や歯周病の原因に対するアプローチ

むし歯も歯周病も細菌が関与する病気です。どちらも環境によって起きる病気で実は進行は遅い病気です。歯とお口の健康を守るためには、病気の原因である細菌のかたまり(プラーク)をとり除く必要があります。実際にプラークのよくたまりやすい場所である歯と歯の間や歯ぐきの隙間の細菌は家庭でのブラッシングだけでは取り除くことは難しく、また病気はそういったところから始まります。

病気を起こさないようにするには、歯医者さんで専門的な器具を使って家庭のブラッシングでは取り除けない隙間をクリーニングする必要があるのです。
生涯を健康なお口で過ごしていくためには、歯科医師や歯科衛生士の指導に基づいた毎日の『セルフケア』と、歯医者さんで定期的にメンテナンスを受ける『プロフェッショナルケア』が大切です。

セルフケア

毎日歯をみがいていても歯ぐきから血が出たり、むし歯になってしまったことはありませんか?自分ではきちんとブラッシングしているつもりでも、磨き残しができてしまうものです。歯医者さんで正しいブラッシング方法を教えてもらったり、お口にあった歯ブラシや補助器具、歯磨き剤などについて教えてもらいましょう。

プロフェッショナルケア

セルフケアでは落とせない隙間の汚れを専用の器具で落としたり、高濃度のフッ素を歯に塗布したり、普段のセルフケアの指導や生活習慣のチェックを行います。
歯ぐきの溝などの細かな隙間には12〜16週でもとのように細菌が増殖した状態に戻ると言われています。プロフェッショナルケアは歯周病やむし歯の再発を予防するためには欠かせません。

ただの食べカスではない!? ー歯垢によって起こるリスクについて

歯垢をただの食べカスや磨き残しと思っている方は多いのではないでしょうか?歯垢とはプラークとも呼ばれ、実はたくさんの細菌が多糖類というネバネバしたものに集まって歯に強く付着している細菌のかたまりなのです。実はこの歯垢は虫歯や歯周病だけではなく、心筋梗塞や糖尿病など命に関わる病気の原因になることもあるのです。

 

歯垢(プラーク)とは

歯垢の中には1mg中には数億もの細菌がいて、300種類の細菌が存在しています。もちろんその中には虫歯菌や歯周病菌も含まれおり、これらの菌が毒素や酸を出すことにより、歯周病や虫歯が起こります。

お口の中の細菌は歯の表面にネバネバしたものを作り出します。そこを住みかにし、集まって歯垢を形成します。歯垢は白や黄白色で舌で触るとヌルヌルしています。歯垢は付着力が強くうがいやリステリン程度では取れないので、歯磨きやフロスでこすり落とす必要があります。

 

歯垢が引き起こすお口や体のリスク

虫歯

歯垢の中には虫歯の原因菌が存在しています。食事した時の糖分を栄養にして酸を作り出し、その酸が歯を溶かします。ジワジワと溶かされた歯に穴が空いてしまい元に戻ることが出来なくなり虫歯となります。

歯周病

歯垢の中の歯周病菌が作り出す毒素によって、歯ぐきが出血したり、腫れたり、歯を支えている骨を溶かされたりします。これが歯周病です。成人の約80%が歯周病と言われて、歯垢を取り除くことで予防や改善することができます。

口臭

歯垢に含まれる細菌がたくさん繁殖していると、臭いを感じることがあります。また、歯垢によって起こった虫歯や歯周病によっても口臭が起こります。

歯垢を取り除くための4つの方法

歯ブラシでこすり取ること

歯垢は歯にベタベタとくっついているため、うがいでは取り除けません。毛先を直角に当てて、20回程度優しくこすることがポイントです。1日2、3回くらい歯磨きをするようにしましょう。歯磨き粉を使うとよりたくさんの歯垢が取れます。

フロスや歯間ブラシを使うこと

歯ブラシだけでは頑張って磨いても、60%程度の歯垢しか取ることが出来ません。歯ブラシでは歯と歯の間に隠れた歯垢まで届かないからです。歯と歯の間は虫歯や歯周病にかかりやすい部位です。取り除くには、デンタルフロスや歯間ブラシが必要になります。一緒に使うことによって約80%の歯垢を落とせるようになります。目安としては1日1回使えると良いでしょう。

 

 

治療したのに銀歯がしみる!? ーその原因について

虫歯の治療をした後、詰め物や被せ物をいれたのにいつまでも歯がしみることありませんか。治療がうまくいっていないのではないか、まだ虫歯が残っているのではないかと不安になることもあるかと思います。多くの虫歯は詰めることで症状が改善することもありますが、虫歯が神経に近い場合、処置後しばらくは症状が残ることがあります。神経があることは歯にとってとても重要なことです。今回は治療後に歯がしみる原因と以前入れた銀歯がしみてくる原因についてのお話です。

虫歯が神経に近い場合

虫歯が神経に近いとき、虫歯を取ると神経にギリギリまで近い状態であったり、処置中に神経が露出してしますことがあります。症状がひどくない場合、多くの歯医者さんはこの神経を保存できるように処置を行います。神経を取ってしまった歯は寿命が短くなる傾向があるからです。しかし、保存処置を行った全ての歯の治療が成功するわけではありません。半年以内に、おおよそ1〜2割の歯に神経に問題を引き起こすと言われています。

虫歯の治療後に神経に近いことを告げられた歯には治療後も経過を診ていく必要があります。

 

以前虫歯が神経に近いかった場合

治療後の半年間症状が無かったとしても、経過年数とともに歯の神経の生存率は下がっていく傾向があります。歯医者さんで継続して様子を診てもらい、症状の変化に対応できるようにしておきましょう。

知覚過敏

銀歯の入っている歯の歯周病が進行することで、歯ぐきが下がると知覚過敏になり歯がしみてくることがあります。この場合、銀歯を外すよりも歯周病の治療や知覚過敏の薬を塗ることによってしみる症状を軽くしていきます。

 

歯ぎしり、食いしばり、噛み締めなど

歯ぎしりや食いしばりが強い方は、歯の根本が欠けたり、歯に小さなヒビが入ることがあります。こういった場合も知覚過敏の薬を塗って対応していきます。

 

歯のヒビ

歯にヒビが深く、神経の近くまで広がっていると、しみたり痛みを伴うことがあります。神経を残せるようであれば神経を残したまま、ひびが広がらないように被せ物で補強をします。神経を残せない場合は神経を取って被せ物を入れます。

まとめ

歯がしみているは神経が生きている証です。回復するかしないかは経過を診ていく必要があります。強い痛みでなければ出来るだけ神経を残した治療を行った方がその歯の寿命はできるだけ長くすることができます。