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電動歯ブラシについて

電動歯ブラシは本当におすすめ?歯医者さんが教える正しい使い方と選び方

【目次】

  1. 電動歯ブラシって普通の歯ブラシより効果あるの?
  2. 電動歯ブラシのメリット・デメリット
  3. 電動歯ブラシが向いている人とは?
  4. お口のケアは「使い分け」がポイント
  5. まとめ

1. 電動歯ブラシって普通の歯ブラシより効果あるの?

「電動歯ブラシの方が歯がツルツルになるって本当ですか?」
こんなご質問を、診療室でよくいただきます。

結論から言うと、正しく使えば電動歯ブラシでも普通の歯ブラシでも、プラーク(歯垢)の除去効果に大きな差はありません

実際、電動歯ブラシを使っている方の中には歯ぐきが引き締まっている方も多く見られますが、それは**「きちんと磨けているかどうか」**の違いです。
つまり、歯ブラシの種類よりも“磨き方”が大切だと思います。

2. 電動歯ブラシのメリット・デメリット

【メリット】

  • ブラッシングの時間が短縮できる
  • 手を動かす回数が少ないので楽に磨ける
  • モデルによってはタイマー付きなど機能が充実

【デメリット】

  • 高性能なものは1万円以上と高価
  • 替えブラシもやや割高
  • 1ヶ月に1回のヘッド交換が必要で、コストがかさむ

経済的な面では、普通の歯ブラシの方がコストパフォーマンスが良いと言えます。
ただし、使いやすさや継続のしやすさを重視したい方には、電動歯ブラシも良い選択肢です。

3. 電動歯ブラシが向いている人とは?

電動歯ブラシはもともと、手や指の動きが不自由な方のために開発されたものでした。
たとえば、

  • リウマチなどで手の細かい動作が困難な方
  • 高齢の方や介護が必要な方

には、操作が簡単でしっかり磨ける電動歯ブラシがとても有効です。

4. お口のケアは「使い分け」がポイント

「電動歯ブラシだけで完璧に磨ける」わけではありません。お家のの掃除と同じで複数の道具を用途に合わせて使うことが大切だと思います。
お口の中は複雑で、部位ごとに適したケア用品を使い分けることが大切です。

  • 歯と歯の間:デンタルフロス歯間ブラシ
  • 奥歯や細かい部分:ワンタフトブラシ
  • 舌のケア:舌ブラシ

電動歯ブラシもあくまで**“道具のひとつ”**。自分のお口の状態や生活スタイルに合ったアイテムを選びましょう。

5. まとめ:電動歯ブラシに頼りすぎず、正しい磨き方が大切!

電動歯ブラシは便利な道具ではありますが、使い方を誤ると効果が薄れることも。
また、価格や維持費の点では通常の歯ブラシの方が優れていることも多いです。

大切なのは、ご自身に合った道具を正しく使い、日々丁寧に磨くことです。
わからないことがあれば、ぜひお気軽にご相談くださいね。

▶こんな方におすすめの記事

  • 電動歯ブラシを買うか迷っている
  • 歯ぐきが下がってきた、出血しやすい
  • 忙しくて短時間で磨きたい

✍この記事を書いた人

箕面市小野原の江口歯科医院 院長 江口壮壽
「お口の健康は毎日のケアから。正しい情報をわかりやすくお伝えします。」

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