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じつは妊娠中からできるお子さんの虫歯予防の方法

虫歯菌はどこから感染するのか?

虫歯菌(ミュータンス菌)は生まれたばかりの赤ちゃんのお口の中には存在していません。ところが奥歯が生える1歳半頃になると、周りの大人のだ液を通してミュータンス菌が赤ちゃんに感染ることが分かっています。

お母さんからのミュータンス菌の感染が圧倒的に多い

グラフで説明すると、色の濃い群(母親のミュータンス菌数が多い)ほど子供への感染率が高くなります。妊娠中や産後のお母さんの虫歯予防をすることでお子さんへのむし歯の感染を少なくすることができます。

妊娠中のお口のケアについて

妊娠すると食生活が不規則になってお口の環境が悪化しがちなうえに、つわりや体調の変化などでいつも通りブラッシングがしにくくなります。そんなときは無理をせず、できる範囲でお口のケアをして下さい。

歯ブラシは洗面所だけでなく、リビングやキッチンなどの目につく場所に置いておき、できそうな時に磨くのがオススメです。

キシリトールは母子感染の予防に効果がある

妊娠中からキシリトールを摂ることはお子さんの歯を守るのに効果があると言われています。ミュータンス菌数の多いハイリスクの母親に、妊娠6ヶ月〜産後9ヶ月までの13ヶ月の間キシリトールガムを1日4回以上噛んでもらったところ、生後12が月の時点で1/4以下に抑えることができたという報告があります。

妊娠中すると体の変化も大きいですが、心も不安定に陥りやすいものです。妊娠中はその日体調にあわせてできることをしましょう。

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