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治療したのに銀歯がしみる!? ~その原因について~

虫歯の治療をした後、詰め物や被せ物をいれたのにいつまでも歯がしみることありませんか。治療がうまくいっていないのではないか、まだ虫歯が残っているのではないかと不安になることもあるかと思います。多くの虫歯は詰めることで症状が改善することもありますが、虫歯が神経に近い場合、処置後しばらくは症状が残ることがあります。神経があることは歯にとってとても重要なことです。今回は治療後に歯がしみる原因と以前入れた銀歯がしみてくる原因についてのお話です。

 

虫歯が神経に近い場合

虫歯が神経に近いとき、虫歯を取ると神経にギリギリまで近い状態であったり、処置中に神経が露出してしますことがあります。症状がひどくない場合、多くの歯医者さんはこの神経を保存できるように処置を行います。神経を取ってしまった歯は寿命が短くなる傾向があるからです。しかし、保存処置を行った全ての歯の治療が成功するわけではありません。半年以内に、おおよそ1〜2割の歯に神経に問題を引き起こすと言われています。

虫歯の治療後に神経に近いことを告げられた歯には治療後も経過を診ていく必要があります。

 

以前虫歯が神経に近かった場合

治療後の半年間症状が無かったとしても、経過年数とともに歯の神経の生存率は下がっていく傾向があります。歯医者さんで継続して様子を診てもらい、症状の変化に対応できるようにしておきましょう。

 

知覚過敏

銀歯の入っている歯の歯周病が進行することで、歯ぐきが下がると知覚過敏になり歯がしみてくることがあります。この場合、銀歯を外すよりも歯周病の治療や知覚過敏の薬を塗ることによってしみる症状を軽くしていきます。

 

歯ぎしり、食いしばり、噛みしめなど

歯ぎしりや食いしばりが強い方は、歯の根本が欠けたり、歯に小さなヒビが入ることがあります。こういった場合も知覚過敏の薬を塗って対応していきます。

 

歯のヒビ

歯にヒビが深く、神経の近くまで広がっていると、しみたり痛みを伴うことがあります。神経を残せるようであれば神経を残したまま、ひびが広がらないように被せ物で補強をします。神経を残せない場合は神経を取って被せ物を入れます。

 

まとめ

歯がしみているは神経が生きている証です。回復するかしないかは経過を診ていく必要があります。強い痛みでなければ出来るだけ神経を残した治療を行った方がその歯の寿命はできるだけ長くすることができます。

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