歯ぐきが腫れた、痛い

歯ぐきが腫れたり痛みがある場合歯の根や歯ぐきに異常が見られることが多いです。歯を支える骨に異常が見られることも多いので、歯周病の検査やレントゲンで原因を特定します。
虫歯が大きく進行すると、歯の根から顎の骨に炎症が広がって歯ぐきが腫れたり痛みがでて、歯が浮いたような症状が出ることがあります。
歯肉炎や歯周病が原因の場合、進行すると歯が揺れたり歯が抜けてしまうこともあります。
歯肉炎や歯周病はお口の中に残っている歯垢(プラーク)に含まれている「歯周病細菌」に感染して、歯ぐきが腫れたり、血が出たりする病気でです。
初期の段階であれば歯垢や歯石を除去してプラークコントロールを徹底するだけで改善することもあります。できるだけ早く適切な指導を受けるようにしましょう。
歯周病は全身の病気とも深い関係があり、歯周病から糖尿病になるなど、より深刻な問題になってしまうこともあり、妊娠中の方ですと早産などの危険性も高まります。
歯周病はプラークの中の細菌が原因ですが、煙草や歯並びの悪さや詰め物の不適合など色々な原因でプラークがお口に残ります。お口にプラークが残りにくい環境に整えることが大切です。
プラークは歯磨きでは完全に取ることはできず、歯ぐきの下などに少しずつ蓄積されていまいます。歯周病が改善されても歯医者さんで定期的にメンテナンス(歯垢や歯石の除去、生活習慣の指導)をしてもらうことが一番効果的です。